8割買う女性の心をときめかす「歓び化」
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視覚、嗅覚、触覚、聴覚、味覚の全てを動員したブランディング実施から生まれる強い感覚刺激によって、アーモンドブレーンは瞬時に「好き」と判定する。それと同時に、脳内にはドーパミンが流れ出て、欲しくてたまらなくなる。そのことで「買いたい」気持ちが急速に高かまる。その時の感情は、ワクワクして歓びに満ちあふれている。次の瞬間、そのブランド商品を手に取りレジで代金を支払っていることになる。
こうした状況では、「歓び化」された強い感情が強いドライブ要因となって、無意識の内に、買物行動をリードしている。
- 女性が歓ぶ感動をブランド化する
全消費財分野における8割の購入決定は女性が行っている。そのため女性客に歓んでもらえるブランディングを実施することが勝因につながる。そのためには、第一印象で勝たなければならない。アーモンドブレーンが「好き」と判定すれば、脳内に感動が押し寄せる。特に、「前からこんなのが欲しかった」と言った、予期せぬ驚きや意外感が感動を呼ぶ引き金になる。一度、感動すれば、快感を伴った良好な記憶をしばらくは残すことができる。
- リピート化を呼ぶ快感ドーパミン
脳内に快感を引き起こすドーパミンは、買物時は急に高まるが、興奮は短時間のうちに薄まり醒めていく。しばらくたつと、あの時の快感を再び味わいたいという欲求が起きてくる。その渇望感から、再び買物に駆り立てる心理ドライブが作用する。初回に強い快感ドーパミンを味わっている客は、次回も同じブランドを手にすることで、前回同様の快感記憶を呼び起こせる。こうした働きが、ブランド・ロイヤルティ、つまりリピート客を作る脳内メカニズムになっている。企業から、ブランドに関する新たなニュースを次々と送り届けられれば、初回の消費者の快感を再び呼び起こせる。こうした努力の積み重ねにより、長期的なロイヤル・ユーザー化が実現する。
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